12月

       

大寒の 文字見てしんと 寒くなり (稚与稿) 

大寒は 昨日より増す 寒さかな

大寒の 笹の葉照らす にぶ陽かな




道筋を 定めてくれし 金木犀 (秋至) 

雨音は ワルツとならず 初時雨

海に降る 雪にぞむだは なかりける

雀ふむ 音の幽けき 落葉寺

枯木山 ビュッフェのタッチ そのままに

黒土の 雪にくるまれ 輝やける

枯枝の はさむ白雲  一つかな

南麓に 温泉噴きて 山眠る

冬蝶の 弧影真白き 石の上

鳥影も なき枯芦原の 水動く

地吹雪は キャッチボールぞ 大地間

もの枯るる 中の一つの 地蔵小屋