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7月
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みかんの花 ほのと香るを 子の見舞 (津上 アサ) 今年また 七夕迎へ 笹の露 七夕の 短冊を書く 病む友と 夕焼の やうやく伸びぬ 窓の端に
山小屋の 雷鳴地底 よりひびく (秋至) 蛇苺 ルビーの雨を したたらす 古地図の 五十三次 緑さす 炎天下 潮目境の 吾小島 空豆を かじる小坊主 頭かな 岩の間の 月光ゆらし 海月浮く 尺取りの 葉先に立ちて 吹かれけり 毋衣蚊帳に 螢一つ 放しけり なんまいだ なんまいだぶつと 草むしる 汝がいのち しかと承知ぞ 夜蝉鳴く 緑陰を ベートーベンの 流れ去る 水打って 土の匂ひの 新しき |