銭江晩報4月の記事

4月1日 ノッティンガム大学中国校 寧波に設立
  中国教育局の強力なバックアップを受け、浙江万里教育グループとイギリスノッティンガム大学とが3月30日午後、浙江万里学園において契約書に調印。双方の提携により寧波市にノッティンガム大学中国校を創設することが決まった。海外大学の分校が中国で設立されるのは初めてのことだ。
  イギリスノッティンガム大学は世界著名大学トップ200に入る有名校で、在籍学生数2.5万名、世界100ヶ所以上の国や地域から約5,000名の留学生を受け入れている。寧波高等教育パーク内に新設されるノッティンガム大学中国校は学部課程と修士課程で構成され、学部課程は4年で卒業。卒業時には学歴・学位証明書が発行され、この証明書はイギリスノッティンガム大学本校で発行される証明書と同等価値のあるもの。在学学生はいつでもイギリス本校への留学申請を行うことができ、学部・修士課程の単位を引き続き取得できる。中国校の教育システムはイギリス本校と全く同じ形態をとり、教材は全て本校より支給され、教師陣もイギリス側人員が多数を占める。
  同校設立費用は約5億元で、主に浙江万里教育グループが出資を負担する。現在、建設作業は設計段階まで進んでいる。

4月2日 中国国民の渡航先 さらに4ヶ国増える
  海外旅行へ行きたい浙江人には嬉しいニュース。中国国務院で南アフリカ、スリランカ、インド、モルディブの4ヶ国が中国国民の観光旅行先として認定された。これで中国人が渡航可能な国は合計34ヶ国、アジア、ヨーロッパ、アフリカの三大地区にあまねく広がった。
  前回認定されたドイツに比べると、今回の4ヶ国の方が人気を集めそう。インドには悠久の歴史があり、南アフリカの大自然も魅力的、モルディブとスリランカの海外線は世界的に有名だ。これを受けて、浙江省のある旅行会社では南アフリカ8日間、インド6日間と言ったツアーをすでに用意いる。旅行代金は1万元から1.3万元程度。旅行社によると、現在中国からこの4国への直行便がないため、いずれも香港、マレーシア、シンガポール、タイなどで乗り換えねばならないとのこと。

4月3日 東海蓬莱 海のオランダへ
  東海に浮かぶ島岱山に浙江省最大の風力発電所が建設される。2005年完成予定の設備で2万キロワット、2008年完成予定の設備で5万キロワットの発電量が可能と言う。その時には50基もの巨大風車が岱山にお目見えする予定で、「東海の蓬莱島」は「海のオランダ」へと様変わりしそうだ。
  投資総額4.5億元の風力発電開発事業は、浙江省水利水電グループが建設工事を請け負う。3月30日同社と岱山県との間で契約が交わされた。
  舟山列島の一つ岱山県は風力資源に恵まれた土地。国内の風力発電専門家が実地調査及び過去データの検証を行った所、省内で風力発電に最も適した場所との結果を得た。2005年に2万キロワットの発電が可能になれば、年間電力販売額3,000万元、税収500万元に達する見込み。風力発電関連産業も活性化も期待できる。さらに1,000kmに及ぶ浅海を利用して風力発電施設を拡大する計画もあり、岱山県は風力発電を島の基幹産業にしようと意欲を見せている。

4月7日 景寧のトップ企業 茶農家を保護
  3日午後景寧県澄照郷の茶農家夏日星さんが、景寧奇尓茶業公司へ摘みたての茶葉を納品した。取引額は1kgあたり48元、実は市場価格より4.5元高い。「安全生産証明書」と書かれた緑色のカードを手にした夏さん、「このカードがあれば、同種類の茶葉の市場価格より15%高値で引き取ってくれるんだ」と言う。
  茶農家の収入増を支援するため、同社は過去の農家と企業間の提携形態を見直し、提携と言いながら企業だけが儲かるような仕組みを改めた。昨年から、生産を依頼している茶農家にレッドカード(業務提携認定証)とグリーンカード(安全生産証明書)を配布。全部で500戸の農家がレッドカードを、100戸の農家がグリーンカードを取得した。レッドカード農家には、会社側が無料技術研修を行ったり、納品した茶葉を全量買い取ると言った優遇措置があり、グリーンカード農家は工場の生産管理基準を守って茶葉を生産すれば、茶葉を特別価格で買い取ってもらえる。
  農業の構造改革と茶栽培規模を拡大するため、同社はさらに一時援助金を農家に支給している。支給額は農民一人年間600元で、2年分を前払いする。4年間茶栽培に従事してから、支給額を返金すれば良いと言うシステムで、現在までに150名ほどの農民が支給を受けている。また、経費の3分の1は会社負担との方針から20台の茶摘機を購入して農家へ提供。茶生産基地の生産パターン化を図っている。
  同社と茶生産契約を結んだ農家は積極的に生産に取り組んでいる。「農業は元来予想がつきにくい商売だが、茶葉生産契約なら損をすることはない。」同社と契約を結んだ農民の昨年の年収は、例年より3〜4割アップしたと言う。

4月16日 余姚市泗門鎮 ゴミ袋常備化
  余姚市泗門鎮の川沿いに住む李長生さん。かつてはゴミだらけだったこの川、夏になると悪臭が李さん一家を苦しめていたのだが。泗門鎮の村々がゴミ袋常備化を実施して以来、鎮全体の環境衛生はみるみる改善されている。
  泗門鎮がゴミ袋常備化に踏み切る発端となったのは、農民による「ゴミ箱打ち壊し事件」。1998年海南村では、村内に約40個の共同ゴミ箱を設置しゴミ収集を行っていた。しかし、ゴミ箱から遠い住民にとっては不便で、相変わらずどこにでもゴミが捨てられている状態が続き、共同ゴミ箱の近所に住む住民から「かえって住環境を害される」と不満が出ていた。そしてその夏、数名の農民がとうとうゴミ箱を壊してしまった。事件を教訓とするべく同鎮と海南村の代表は協議を重ね、ゴミ箱を撤廃する代わりに、村民が毎月1人1元のゴミ処理料を支払う制度を導入。各家庭はゴミ袋を常備せねばならないが、ゴミ収集業者を呼びさえすれば、いつでも自宅まで収集に来てくれる。
  この方法を導入してから、海南村の環境衛生は根本的に改善した。そこで、泗門鎮では全鎮一斉にこの方式に変えることを決め、鎮内のゴミ箱を全部撤廃すると同時に各家庭でのゴミ袋常備化を義務付けた。
  不衛生が原因で起きる病気も激減した泗門鎮、今や衛生鎮と呼ばれるまでになった。