華声龍脈網(上海)3月の記事

3月19日 2002年中国乗用車輸入量 輸出量の70倍に
  乗用車消費と生産が爆発的に活気付いた2002年、自動車海外貿易に格差が生じている。中国自動車工業協会の調査によると、2002年の自動車輸出台数は4.31万台で、前年同期比75.69%の伸び。しかし、この台数にはスノーモービルやゴルフ場専用車など2.11万台も含まれており、これら特殊車両を除いた自動車輸出台数は2.2万台、前年同期比12.53%の減少となった。また、普通乗用車、四輪駆動車、専用車両の輸出台数は、それぞれ1,000台、400台、1,200台であった。
  これと対照的に輸入量は大きく増加。北京晨報の報道によると、2002年自動車輸入台数は12.72万台で、前年同期比73.93%と言う驚異的伸びを見せている。うち普通乗用車は7.03万台で50.82%の増加。輸出と輸入の各数値を比較すると、自動車輸入量は輸出量の2.95倍、普通乗用車では輸入が輸出の70倍に達することになる。
  この輸出台数は、中国の自動車生産量とは比例しない。2002年中国自動車生産量はアメリカ、日本、ドイツ、フランスに次いで世界5位の水準。膨大な生産台数でありながら、そのうちの輸出分はわずかに1.3%に止まっている。中国自動車メーカーの競争力が依然として弱く、機能性や環境保護の面で外国製品にあと一歩及ばないと指摘する専門家もいる。
  自動車産業で栄える国の多くが、輸出により巨額の利益を得ている。1981年の韓国自動車輸出台数はわずか17,000台にすぎなかったが、2000年には1981年の90倍に当たる154万台を輸出した。韓国自動車業界の繁栄を象徴していると言えよう。

3月21日 上海人の年収 深セン抜きトップに
  北京、上海、広州、深センの4都市を対象に行った最新給与事情調査によると、上海人の平均年収が49,180元に達し、初めて深セン人を抜いて全国トップに立った。順位は以下深セン、北京、広州となった。
  人民日報海外版の報道によると、上海経済は1992年から11年連続して2桁成長を続けており、特に海外貿易の急進は凄まじい。それと連動した運送業界の発展もめざましく、上海万博の誘致成功も市場ムードを盛り上げている。また、世界的大手多国籍企業が相次いで上海に営業拠点を設立しており、求人市場が拡大。昨年開催された就職説明会の回数は160回に上り、一月に9万人の就職が決まった月もある。就職者増加率も74.5%に達した。
  経済の発展により、上海は深センの後を継ぐ人材吸収力ある都市となったことが、各業界における給与水準にはっきりと反映されており、今回の平均年収全国トップと言う結果に繋がっている。一方、深センは前回調査より1,000元少ない47,943元で、北京は46,611元。深セン同様減少となった広州は41,377元で、今回初めて42,000元を割った。

3月24日 国立ナノ科学センター設立へ
  中国科学院と教育部は、共同で準備を進めていた中国ナノ科学センターの正式設立にこぎつけた。中国科学院副院長及び中国ナノ科学センター副理事長を勤める白春礼氏によると、政府は同センター設立のため初期費用2.5億元の投入を決定したと言う。
  中国ナノ科学センターは、中国科学院ナノ科学技術センター、北京大学ナノ科学技術センター、精華大学ミクロ・ナノセンターの3研究所を中心に構成され、ナノ科学技術の基礎及び応用研究を主な目的とする。展望性をモットーに、将来的に十分期待できるナノ科学の研究を進めていく予定。
  中国ナノ科学センター理事と中国科学院ナノ科学センター主任を兼任する解思深氏の話では、新設する研究所には高精度、先進機器による実験技術プラットホームを設置するとのこと。ナノ材料合成プラットホーム、ナノ加工技術プラットホーム、超低温・微弱信号計測技術プラットホームと言った先進プラットホームと既存の実験設備を組み合わせ、実験室のネットワーク化を図る。
  目下中国ナノ科学センターが設定しているテーマは、ナノ加工とナノパーツ、ナノ材料とナノ構造、医学及び生命科学におけるナノ技術の応用、ナノ構造体とその機能の発現技術の4つとのこと。

3月26日 中国製機械・電気製品十数種 輸出世界第1位
  中国製機械・電気製品の国際市場に占める割合が増え続ける中、現時点で十数種の機械・電気製品が輸出数量及び輸出額共に世界第1位となったことが分かった。
  新華網の報道によると、先日開催された全国機械電気製品貿易業務会議において、中国製テレビ、DVDプレイヤー、携帯電話、モニタ、プログラム制御交換装置、エアコン、輸送コンテナ、光学部品、電動工具、小型家電などの輸出数量と輸出額が世界最大であるとの発表があった。また、オートバイ製品の輸出は世界第2位とのこと。
  税関資料によると、2002年に中国が輸出したカラーテレビ及びカラーブラウン管の総額は30億ドルに迫る勢い。うち、カラーテレビの輸出台数は1,918万台で輸出金額は22億ドルに達し、輸出トップメーカーは四川長虹電器公司。他商品の輸出状況は、レーザーディスクプレイヤーが7,545万台で35.7億ドル、携帯電話が6,315万台で52.8億ドル、エアコンが987万台で14.2億ドル、電子レンジが2,034万台で8億ドルなどとなっている。
  中国商務部機電科関係者は、「中国のWTO加盟後、多国籍企業の生産基地が次々と中国へ移転しており、機械・電気製品の海外貿易は急速に成長している」と話している。

3月31日 アジア最長 烏鞘嶺トンネル着工
  中国鉄道部と甘粛省が、3月30日に実施した「蘭新鉄道蘭州―武威間第2線路増線運動」中に明らかにしたところによると、トンネル長アジア最長の烏鞘嶺トンネルが同日工事を開始したと言う。
  烏鞘嶺トンネルが完成すれば、蘭州―武威間の距離を22km縮めることになる。設計的には単線2本で、海抜3,600mの高所に全長20.05kmのトンネルを築く予定。
  トンネル予定地は断層になっており、地質的にも複雑で工事難易度は高い。工期を短くするため、作業部隊を細かく分けて各作業を同時進行する。開通予定は2005年10月。開通すれば、120〜140kmのスピードで列車が通過でき、所要時間も約2時間短縮される。
  蘭州―武威区間は中央アジアと中国大陸を繋ぐ交通の基点であり、国内でも新疆など西部地域へ向かう重要路線だ。蘭州駅から烏鞘嶺を越えて武威南駅に到着する全長298kmの線路は、西部大開発政策に伴い人、貨物共に輸送量が急増。現在の線路だけでは輸送が追いつかず、増線が待ち望まれている。
  今回建設される第2蘭武線は1級指定の複線鉄道で、年間予定輸送量は2,320万t。全区間内の駅数は2駅新設して10駅となる。区間中のトンネル数は10ヶ所、鉄橋77ヶ所で総工費は78億元と言われる。
  第2蘭武線が開通すれば、連雲港から烏魯木斉(ウルムチ)までの鉄道3,651kmが全線複線となる。西北地域の鉄道環境改善は、中央アジア―中国大陸間の貨物輸送及び西部大開発事業の実施に大きく貢献することだろう。