台湾経済日報
中華民国92年(西暦2003年)1月3日 金曜日
1)台積電、今年は売上高史上最高の2,000億元に挑戦
―――28日に開催予定の第四季法人説明会で張忠謀董事長が景気見通しを発表
2)台塑がベトナムに30億元を投資して建設を予定していた火力発電所3基の申請案がベトナム政府より撤回―――同社の提示した用地350ha拡大案も、地価高騰により却下か
3)中華電信の今年の売上高は1,850億元、税引き後の純利益386億元で目標達成
―――1株あたりの税引き後利益は4.8元となる見通し
4)和信電訊の株式権利売却問題について協議するため、DoCoMoの幹部が来週にも台湾を訪問―――台湾大哥大・遠伝電信の幹部らとの協議を予定
5)経済部・国科会「研究開発拠点計画定着のための資金投入、今後5年間で1,000億元」―――グローバルな学術研究ネットワーク、バイオ・ナノ・半導体関連の研究開発拠点
6)国内第14番目の金融持株会社「第一金控」が2日に成立、目標は3年以内にベスト5入り―――中央銀行総裁・財政部長はセレモニーの席上、リスク管理の必要性を強調
7)行政院開発基金が赤字回復見込のない「長豊」など4社への投資撤退を決定
―――自己の財務評価に基づく結果:投資が赤字の企業は全部で21社
8)工業総会の調査結果:中国のWTO加盟後、逆輸入される台湾企業の製品がほぼ倍増
―――比率が最も高いのは、食品(康師傳など)・紡績およびエレクトロニクス電器
9)義美が6億元を投資、目標は料理分野での代理加工業大手「台積電」となること
―――旧正月後に南?工場に専門工場を増設、年間売上げ10億元増となる試算
10)コンビニエンスストアでの「中国版おせち料理」の予約が好調
―――1週間の予約数が7,000組突破、市場規模は3億元を超える見通し
11)1月1日からのビニール袋および使い捨てプラスチック容器の使用制限を受けて、政府がプラスチック業界の業務転向支援策を支援―――15日にシンポジウムを開催:バイオやエレクトロニクス、運輸などの分野への転向をサポート
12)近日中に「物流センター」に対し輸入酒の取り扱いを開放―――24時間通関可能になり、保税・自主管理などのメリット:独占による弊害を防止するべく2年の期限付き
13)テレビを見ながら「果報は座って待つ」のが中国大陸で流行
―――上海TVのクイズ番組は出演者と視聴者の両方が賞金を獲得できるのが人気
14)中国大陸で携帯電話端末の売れ行きが頭打ちに
―――高所得層はすでに購入すみ、低所得層には高嶺の花で市場はすでに成熟期
15)中国進出台湾企業による旧正月の飛行機チャーター便は、極力10日前までに登記を
―――中国民航は7.8日頃から申請の受理を開始予定、許可を受けたら手続きは早めに
16)台湾企業の上げた去年の経済貿易10大ニュース、トップは「第16回全国代表大会」
―――両岸関係に最も関係の深いニュースベスト10:中国への直接投資開放およびWTO加盟が第2位
17)深センで土地の取引が4割近く減少:朱総理が不動産バブルに警告を
18)中国大陸の金融保険研究所を受験する大学生が激増
―――大学院の受験者数も640名と増加、ターゲットは上海近郊の大学
19)九鼎がナノ技術を利用した「SMP超微粉技術」を漢方薬草の分野に応用
―――天然植物資源を溶け易く人体に吸収しやすい形にする新兵器
20)震旦大塚が大塚資訊(OIT)に社名を変更:CAD/CAM/CAEシステム統合サービスを提供して両岸の市場に積極的に参入
21)移民を考えているなら、法律・法規の改定に要注意
―――カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなど各国で移民法が改正
22)去年、中華銀行・安泰銀行・萬泰銀行が大幅な不良債権を処理
―――処理額はそれぞれ中華:100億元、安泰:90億元、萬泰:37.2億元
23)モトローラの携帯電話端末が再び売れ行き好調に
―――先月の市場での販売台数は約50万台、旧正月を控えて好調傾向は持続する見通し
24)光實科技が10億ドル級の大型ユーザ獲得か
―――HPの委託加工以外に、国際的な大手メーカーと提携する可能性
25)薄利時代の到来で、ゲームメーカー各社は生き残りをかけてそれぞれの道を開拓
―――智冠・大宇・遊戯橘子は自社製品を開発、富爾は業務分担によりコストダウンを
26)遊戯橘子が韓国・中国大陸市場へ進出、今年は黒字を狙う
―――日本での投資は赤字だが巻き返しを図る:「天堂二」の代理権は現在交渉中
27)プラスチック原料が国内外ともに価格上昇―――国内ではPEの+1.5〜1.9元/sが最高、輸出用ではPVCおよびPPの+40〜50ドル/kgが最高
28)昨年の新車販売台数、僅差で中華汽車をおさえてトップになったのは和泰汽車
―――その差は1,200台以下:和泰の去年の販売総数は40万台で対前年比15%の増加
29)工業用紙価格の値上がりで萬有紙廠が業績を上方修正、市場シェアは17%に達する見込み
30)台糖が1月1日より砂糖価格を値下げ:1キロ15.1元から13.9元
―――各業者は商品の争奪戦で、台糖の1日あたり販売量は3,400トンに激増
31)昨年は上場企業の業績予測の訂正が過去最高で157社
―――うち、上方修正は37社、エレクトロニクスを中心に120社は下方修正
32)一時閉園していた彰化県の「台湾民俗村」が資金援助を受けて再出発
―――2年にわたる努力の結果、北部の財団と債権銀行の資金援助を獲得
中華民国92年(西暦2003年)1月8日 水曜日
1)製造業の新規・追加投資、5年間は免税に
―――産業促進条令の修正案が最終審議を通過:伝統産業にも適用
2)「ミスター合資」の異名をとる神通グループ・苗豊強董事長が合資経営の極意「双?(双方が勝利する、の意)」を著書として出版
3)外資の導入増を目指し、外国の投資専門機構(QFII)への投資制限を緩和―――資格条件、投資手続きおよび目的を大幅に緩和、MSCI指数に反映されることを期待
4)海外所得への課税も、注記税制改革措置の内容に盛り込まれる見通し
―――財政改革委員会の報告が終了:総合所得税の課税範囲を拡大
5)行政院は失業救済のための700億元のうち、200億元を追加予算として処理することを決定―――公共建設に必要な500億元については従来通り特別予算扱いで
6)昨年の輸出超過額は180億ドルを越えて過去15年来最高に
―――アメリカを抜いて我が国最大の輸出相手市場になったのは香港
7)先月の輸出入は2桁成長を維持―――輸入16.9%増・輸出13.5%の伸び:中国大陸向け輸出の割合が初めて10%を突破
8)統一グループの出店戦略に変化:高山に新たなビジネスチャンスを創出―――清境旅客サービスセンターで開業:海抜1,743mに7-ElevenとStar Bucks Coffeeがオープン
9)業績好調で今年は廣達と台積が売上げ2,000億元グループに仲間入りなるか
―――鴻海は今年の売上げ3,000億元達成する見込:華碩・宏碁は1,000億元突破も
10)旧正月を前に年末商戦:量販店では3C製品(携帯・デジカメ・PC)の販促セール―――平均して2〜3割の値引き、フラット型テレビは1万元を切って去年より30〜40%安
11)ビールに続いて中国大陸のタバコが台湾に登場
―――上海タバコグループの最も代表的な銘柄が登場、価格は1箱35〜40元程度
12)金融持株会社の税制優遇、国泰・富邦・華南・中華開発の4社がまず適用対象に
13)地上11階・地下4階、総敷地面積3,700坪の金融研訓院ビルが20日に着工
―――早ければ来年末に完成:アジア太平洋地域の研修訓練機関の国際会議を開催予定
14)銀楼およびコンビニでの外貨両替所設置は批准せず
―――中央銀行:市街地での両替は十分便利、辺鄙な観光地については状況をみて考慮
15)3G(第三世代移動通信業者)が5年間免税の対象に―――2005年末までに開業し、新興重要戦略産業の条件を満たせば、年間50億元の支出が節約
16)強敵を迎え撃つべく、日本のコニカとミノルタが合併:年間売上げは計80億ドル
―――キャノン、フジフィルム、リコーに次いで国内第4位に
17)中国大陸の優秀な人材を確保すべく、利益分配を実施する台湾企業
―――法の制限をかわすためのあの手この手:従業員に株式を保有させる企業も
18)香港で開催された「国際玩具展」で最も歓迎されたのは台湾メーカー
―――とくに人気だったのはハイテクを駆使したものや知的玩具
19)世界最大の家具集散地・中国順徳で4月に「中国(楽従)国際家具博覧会」を開催
20)上海最大のマーケット・浦東の正大広場で「台湾商品展」が開催
―――100社近い台湾の中小企業が参加:中小企業としては初の試み
21)遠東・華航・華信に続き、復興・長榮・立榮にも春節(旧正月)の特別チャーター機を中国政府が許可―――すでに政府の飛行許可を獲得しているのは6社のうち遠東だけ
22)統一21世紀公司がカロリー半分の「低カロ・スモークチキン」を販売
―――今日から全国の7-Elevenにて数量限定発売を開始
23)福禄壽が高品質・アルコール度60%の料理用酒「速還真」を販売
24)2002年度の精密機械輸出総額は、3,200億元を突破するか
―――第1〜第3四半期までの輸出額は対前年比6%程度の伸びを記録
25)昨年の大幅な不良債権を処理した3銀行の利益、一銀・彰銀を抑えたのは華南銀
―――1株あたり損失は華南が約6元、一銀・彰銀が約8元:詳細は今日発表
26)明基の去年の売上げ、1,000億元の大台に乗る―――対前年比で成長率50%、今年も2桁成長は確実:液晶ディスプレイの出荷数が単月で30万台
27)携帯端末が売上げ回復傾向:台湾製の低価格モデルに人気
―――一番人気はSANYOのJ88、2番目は華冠(SONY)のT100
28)中華映管が、日本三菱・シャープのTFT-LCD技術に関する特許を取得
―――シャープとの訴訟に和解成立:日台のこの分野での特許に関する提携は初めて
29)中華網龍がオンラインゲーム「三国志on line」で日本・韓国市場に参入
―――今年の目標は売上げ20%増、1株あたり利益20元
30)不景気の何のその、売上げ好調で供給が追いつかない最高級クラスの自動車
―――ベンツSL・Jaguar ニューモデルXK8・Lexus SC430など