銭江晩報11月の記事

 

 

 

11月15日 子供の勉強のためなら金も惜しまず

  温州市民の負担する教育費は年平均16.6%ものスピードで増え続けている。温州市統計局都市部調査グループの発表によると、市民の5人に一人は学生で、一家庭あたりの教育費は支出総額の13%。教育費の占める割合は予想以上に大きい。

 同グループは、鹿城区・瓯海区・龍湾区の市民1,640家庭を対象にアンケートを行い、1,611家庭から回答を得た。うち学生の人数は1,136名で1,611家庭全員の20.8%に当たる。学生の就学先は、9年制義務教育を受けている者が一番多く、大学・高等専門学校生12.5%、中等専門学校生1.3%、高校生14.1%、小中学生57.3%、幼稚園等14.8%であった。

 1,611家庭が1学期中に費やした教育費は総計322万元、全家庭総支出額の13%とかなりの高額。うち、学校関連費用(テキスト代、諸会費など)は総計189万元で、全教育支出の35%に当たる。また、遠方で暮らす学生の寮費や生活費などの総計が83万元で26%を占めた。平均すると1学期中に費やした教育費は、学生一人当たり4,687元と言う結果。

 さらに、家庭教師や塾、習い事などへの支出総額も49万元に達した。

 

 

 

11月22日 ドイツへ自費旅行 来年より解禁

 先日、ヨーロッパでは比較的有名な中国人経営旅行会社、ドイツ飛揚商旅グループの主催する旅行説明会が杭州で開かれた。浙江省にはドイツ旅行希望者が多いと睨んでのことだ。

 今年7月、中国国家旅游局とドイツの関連部門は『中国国民のドイツ旅行承諾に関する覚書』に調印、来年より中国国民はドイツへの自費旅行が可能となる。ヨーロッパへの自由旅行の許可が出た国はドイツが初めて。

 飛揚商旅グループはドイツ旅行管理局及び工商管理部門より、中国人旅行客受入れ旅行社として認定された。その後、ドイツ、マルタ、フランス、ギリシャなどの旅行関連部門、旅行社、語学学校などの一行による訪中ツアーを数多く企画し、中国市場の関心を煽っていた。同社では、浙江省の杭州、寧波の他、上海、広州、北京などでも手ごたえを感じている。

 杭州市内のある旅行社にも取材を試みた。今回の中国国民ドイツ旅行ビザはヨーロッパの他の国では認められず、ヨーロッパ各国を周遊することはできない。旅行社が企画できる旅行先はドイツだけに限られるため、やや苦しい状態にあると言う。確かにドイツにも観光名所と優れたレジャー施設はあるのだが、「せっかくヨーロッパに行くのなら、出来るだけ多くの国を回りたい」と言うのが浙江省民の大多数の意見。「今後他の国のビザが解禁されれば、旅行熱も上がるだろうが」とやや控えめな見方だ。

 とは言え、自費で自由にドイツへ行けるのは画期的なことには違いない。渡航先はドイツに限られるが、ビザの発給には特に厳しい制限もないと言う。

 

 

 

11月23日 その時運転手は何を思った?

 ちょっと楽をしようとしただけなのに。「ここで待ちます」と答えたタクシー運転手がどこかへ行ってしまうとは。

 黄新棟さんは山西省太原から仕事で杭州へ。昨日の夕刻17時30分の汽車で太原へ戻る予定だった。鳳起路で一台のタクシーに乗り込み、駅近くのスーパーで買い物をするため車を止め、その場で待ってもらった。運転手が不機嫌そうだったので「お願いしますよ、すぐですから」と黄さんは頼んだ。運転手は少し考えてから、「分かりました、待ちますよ。できるだけ早くね」と答えた。

 だが、黄さんが急いで買い物を済ませて出てきた時、タクシーは消えていた。黄さんの仕事の資料や鍵、手帳などが入ったカバンを積んだまま。タクシーのプレートナンバーを覚えていた黄さん、仕方なくタクシー会社の苦情受付係へ電話した。その後、消えたタクシーは杭州農発出租車有限公司のものと判明。農発タクシーの責任者は「運転手には処分を与えます」と答えた。

 夜遅く、農発タクシーの担当者が本紙へ釈明の電話を入れてきた。話によると事情はこうだ。運転手が数分待った頃、一人の客が乗り込んで来て「このスーパーは小さ過ぎる、もっと大きいスーパーへ行ってくれ」と言った。てっきり黄さんだと思った運転手、そのまま車を走らせたと言う。後で気がついて連絡しようと思ったが、携帯電話の電源が切れており連絡できず。黄さんがタクシー会社へ電話をかけてきた頃、運転手は黄さんの荷物を郵送する準備をしていたとか。

 黄さんはこの話を信用するだろうか。もし、新しく乗り込んで来た客なら、料金メーターが最初から高額表示されているのを見て、すぐに何か言うはずだが。いずれにせよ、タクシー運転手は乗客の気持ちを一番大事にすべきであろう。

 

 

 

11月29日 生活苦の人々へ 募金2,400万元

外は厳しい寒空、でも心の中は暖かい。昨晩、「第3回春風募金キャンペーン」が杭州体育館で開かれ、各地から春風のように暖かい心を持った人々が大勢訪れた。夜9時30分の時点で、合計2,403万元の募金が集まった。

舞台では、出演者達が募金や奉仕の心にまつわる感動的な物語を次々と紹介する。例えば、生活苦のため大学進学を諦めかけていた若者が社会の援助を受け無事進学、今年浙江大学を卒業予定であること、尿毒症の患者が「春風募金」で治療費を得てほぼ治癒したことなど。テレビでキャンペーンを見て感動した家族が続々と会場を訪れる。募金専用電話にも募金したいと言う杭州市民が殺到。「生活苦の人々に職場を提供したい」と申し出る企業もあった。

杭州市委員会辨公庁、杭州市政府辨公庁が共同で「第3回春風募金」を告示して以来、あらゆる所から援助の手が差し伸べられた。市統計局、市赤十字会などの各団体が個人から集めた募金をいち早く春風キャンペーン事務所へ送金。市房地産管理局からの150万元はこれまでで最高の大口募金。たった一週間の期間中に2,300万元以上集まっていた。

昨晩までに、浙江金都房地産集団公司など5つの企業から合計313の職場提供があった。キャンペーンソングの合唱が響く中、会場の雰囲気は最高潮へと達し、会場を訪れていた経済界の名士達が次々と募金箱へ駆け寄る。杭州緑色食品有限公司の林東会長は5,000元を募金箱へ。たった数分間に8万元が集まった。