銭江晩報10月の記事

 

 

 

10月10日 13年前千億足らず 13年後6千億以上

  昨日の浙江省統計局発表によると、第13期中央委員会第4回全体会議(1989年)以降の13年間で、浙江省の国内総生産(GDP)が当時の843.7億元から、6,748.2億元(2001年)にまで激増したことが分かった。13年前と比較すると3.6倍。浙江省の一人当たりGDPも、1989年の2,009元から2001年は14,655元にジャンプアップ。全国的に見ると、省全体のGDPが全国第7位、一人当たりGDPは第4位と、浙江省は国内でも急ピッチで発展している地域の一つと言える。

 浙江住民4,500万人は、この重き栄冠をすでに実感している。昨年、浙江都市部住民の年間一人当たり可処分所得が初めて1万元を突破し10,465元に達した。農村部の一人当たり年間純収入も4,582元と、いずれも全国第3位の座に輝いた。懐が暖かくなった浙江人は、お金を使うのも惜しまない。全省民の平均消費額は1989年の1,092元が、2001年は何と4,772元。「衣食に困らないぐらいの生活」から「ちょっとリッチな生活」へと歴史的変貌を遂げたと言える。

 

 

 

10月12日 温州 数学家の揺りかご建設へ

 「数学家の揺りかご」「数学家の郷」と呼ばれる温州。この名声を今後も引き継ぎ、温州から再度天才数学者を輩出するため、温州市が「数学家の揺りかご」プロジェクトを正式に実施する。中国科学院アカデミー会員の谷超豪氏他多くの数学研究者達が着工記念イベントに参加。谷氏は「数学家揺籃工程」と書いた自筆書額を寄贈した。

 この100年来、温州が輩出してきた数学家の数は驚くばかり。すでに200名以上の著名数学者達を生み出しており、蘇歩青・谷超豪の両氏も温州出身。先日行われた第24回国際数学者会議(ICM)でも、温州出身数学者達が注目を集めた。先輩数学者達が数学界に築いた偉業と、骨身を惜しまず研究にいそしむ精神を真摯に受け継いでいくため、数学に親しむ雰囲気と青少年の心に数学に対する熱意の炎を灯そうと、温州市政府が今回のプロジェクトに着手。

 プロジェクトには、温州出身の数学家達を紹介する展示会場の建設、「温州数学家協会」の設立、定期的に数学家達を温州に招いて懇談・討論会を行う、『温州数学家軍団発生の要因分析報告書』をまとめ上げる、中学校に数学実験室を設ける、「未来の数学家センター」設置などの内容が盛り込まれている。

 

 

 

10月13日 中日両国の障害者 同じ舞台に立つ

 昨日夜、西子湖畔にある浙江音楽ホール。日本の静岡県からやって来た知的障害者10名とその保護者、指導員達による鮮やかなダンスで中日文化交流公演の幕が開いた。

 日本静岡県「ふれあいの翼」福祉友好訪中団の責任者によると、今回参加した知的障害者・保護者・指導員はいずれも日本静岡県のダンスクラブ「フラミンゴ」のメンバー。知的障害者と保護者によるダンスクラブとしては日本で初めて設立されたクラブでもあり、行政や社会の関心と協力も厚いとのこと。同クラブは設立3年目、様々な行事に参加公演してきたが、今回の浙江訪問は初めての海外遠征。

 10年前に日本で公演した経験のある浙江省障害者芸術団のメンバーも共演、中日両国の障害者達が一つの舞台に立ち見事なパフォーマンスを披露した。

 

 

 

10月14日 「女性の園」に男性登場

看護婦と言う職業は女性の天下と相場が決まっているが、麗水人民病院に勤める看護士5名はあいにく皆男性。いずれも20代前半の若者で、陜西省医学高等専科学校高級看護士科の第一期卒業生。彼らの登場によって、「浙江省の総合病院には高学歴の男性看護士がいない」と言う歴史が塗り替えられた。

今年22歳の何延軍さんは、看護士の白衣を身に着けた初日からトラブル発生。マスクと帽子を着用し、産後間もない産婦をストレッチャーに乗せて病室まで運んでいた。彼のことをずっと女性の看護婦と思い込んでいたその産婦、突然気がついて「あなた、男じゃない!」とビックリ仰天。これと似たような出来事は、他の4名も経験したとか。だが、日が経つにつれ患者もだんだんと彼らを受け入れるようになった。現在彼らはこの仕事にやり甲斐を感じている。「病気で苦しんでやって来た人達の世話をして、元気になって退院していく姿を見ると、本当に嬉しい気持ちになります」と、彼らは語る。

 

 

 

10月15日 世界最長の人工送水管

 「南水北調(南部の水を北部まで送水する)計画の進行状況は次の通り。

 東部送水ラインは、長江下流の江蘇省揚州付近から長江の水を汲み上げ、京杭大運河とそれに平行して流れる河川をメイン送水ラインとして利用、サブラインでポイントごとに北へ水を送っていく。途中、洪沢湖・駱馬湖・南四湖・東平湖を水量調整用貯水湖として利用。山東省位山付近でトンネルを通って黄河へ放水、黄河から京杭運河・衛運河・南運河を通って天津まで送水される。

 中央送水ラインは、漢水上流の丹江口ダムから吸水し、長江流域と淮河流域の分水嶺である方城峠を経由、唐白河流域と黄淮海平原では西側に用水路を建設する。河南省鄭州で黄河まで続くトンネルを掘って京広鉄道に沿いながら北上、北京・天津まで送水する。

 西部送水ラインは、長江上流の大渡河・雅礱江・通天河にダムを築き、巴顔喀拉山までトンネルで繋げ、黄河上流の補水へ放水。大渡河・雅礱江・通天河で水量調整するには、高さ150〜300mのダムと長さ30〜164kmの長距離トンネルを開削する必要があり、長江と黄河との分水嶺を貫き通す事になる。当面の年間調整水量は120〜170億立方mの予定。

政府建設事業の中心が中西部へと移るにつれ、黄河支流の水資源開発や水環境生態系保護事業の加速化、洪水対策プロジェクト強化等が相次いでおり、黄河本流の水量減少に影響を与えている。西部送水ラインは水量の補充だけでなく、黄河の生態系問題も解決するものと期待される。

 

 

 

10月19日 レディースファッション展 初日取引高5,500万元

 あいにくの天気にも拘らず会場へ向かう大勢の人々、会場の熱気は雨さえも吹き飛ばすほど。昨日午前9時、西湖博覧会レディースファッション展が開幕すると同時に、業界関連者達の群れが飲み込まれるように浙江世界貿易センター展示場内へ。熱い交渉が続いた初日の取引高は何と5,500万元に達した。

 顧客の目を惹くため、参加企業はあの手この手で演出。ある企業はブース前に小さな舞台を用意、生バンドによる熱い演奏により多くの人々の足を止めた。全ブースの中で最も精彩さと意外性を打ち出していたのは、やはり「漢帛」ブランド。180平方mほどのブースに服は一着もなく、「中国に驚喜を、世界に意表を」と壁に書かれた大きな文字と産業パークの区画模型があるだけ。

 ファッション展は流行の発信地であり、流行はまたレトロブームも生む。手編み毛糸ファッションのブースに人だかりが出来ているのを目にしての感想だ。簡単な作りのブースに様々な毛糸、編み針と編みかけのストール。販売員が籠から適当にセーターを取り出して「全部手編みですよ」と説明。客はほとんど若い女性で、昔懐かしい風合いの色鮮やかな毛織物に惚れ込んでいた。