雲南日報7月の記事

 

 

 

7月1日  一つの指輪  5回分の食事代浮いた

  梁河県芒東郷共産党委員会が用意した金の指輪。この指輪のおかげで、同郷羅岡村のタイ族の人々は結婚披露宴で悩む必要がなくなった。

  「三つの代表(江沢民が掲げた共産党の三つの奮闘目標)」思想の下で党員教育活動が展開されて以来、民衆のために具体的に何をすれば良いか、芒東郷共産党委員会と羅岡村共産党支部は思案を重ねていた。党支部は昨年12月、234世帯が居住する羅岡村に「女性の家」と「青年の家」を設立。女性達と青年達が、生産活動や貧困家庭の援助などを積極的に実施できるようになると同時に、彼らのほとんどが結婚披露宴のことで頭を抱えていることが期せずして分かった。タイ族の習慣では、村中の人々全員が新婚家庭を訪問し、3日間食事をご馳走になる。莫大な出費は家計を圧迫し、誰もがこの風習を改善したいと心の中で思いつつ、習慣を打破する最初の一人になる者はいなかった。

この現状を知った芒東郷共産党委員会は、「最初に古い習慣を改めた者に金の指輪を贈る」という奨励運動を実施。そして今年2月、楊其生と楊蘭芬の二人が勇気ある最初の1組となり、宴会の食事を1回のみとした。それ以降10組のカップルが次々とこれに習い、結婚の当日に各世帯につき一人を招待し、一回だけ食事をふるまうようになった。以前と比べれば、実に5回分の宴会費用を節約したことになる。この「披露宴改革」は今や近隣の村の若者にも広がっているとか。タイ俗の人々にとって悩みの種であった結婚披露宴が、心から喜べる宴会となった。

 

 

 

7月3日  安心して飲める水道水

  先般、昆明市水道公司の呼びかけにより、一般市民や都市区域人民大会代表者、政治協商会議委員及び大口水道使用者などがグループを結成、同グループは浄水場など水道関連施設を見学した。参加者達からは「昆明の水道水がこんなに良いと早くに知っていれば、安心して水道水を飲んでいたものを」と感嘆の声が聞かれた。

  昆明市南部にある昆明市第5浄水場は、緑溢れ小鳥さえずる自然に囲まれた環境で、まるで公園に居るかのよう。1990年3月に建設されたこの浄水場は、一日あたりの供水可能量は20万立方mだったが、1996年に第二期工事完了後、現在は10万tまで増量している。湖水とダム貯水の利点を活かし、先進の浮上処理法を採用した他、V字型濾過池、国内初のオゾン利用など、水処理設備は充実。柴河、宝象河、大河を水源として浄化処理を行った水は、直接飲用できる条件をほぼ満たしていると言う。一行が水質管理室で見たものは、国家基準をかなり下回る水質データの数字。この浄水場の水道水が国家基準よりずっと良質のものであることを証明している。

  一行は他にも2ヶ所の浄水場を見学。同水道公司によると、市民の水道への不信感を払拭し、安心して水道水を飲んでもらえるよう、最悪でも国家基準の最良レベルをクリアし、それ以上に良質な水道水を供給するのが目標。このため、さらに2億元以上を投資する予定だと言う。

  最後に国家都市供水水質管理ネットワークの昆明管理ステーションを見学。世界的にも最新の水道自動管理設備を導入した施設である。昆明では、浄水場・管理ステーション・衛生検疫部門の3段階による検査を実施しており、水質の良さは保証されている。78項目に及ぶ水質検査の結果、昆明の水道水は市販されているボトル入りウォーターより上質とのこと。

 

 

 

7月4日  文山州 サンシチニンジンの原産地

  中国標準化協会を母体とする生薬や植物の専門家及び標準化作業員による研究グループは、文山州を中国三七(サンシチニンジン)の原産地と認定、同時に原産地における同品種の保護を進めている。

  中国標準化協会、中国薬科大学、広州中医薬大学、安徽医科大学、中国科学院昆明植物所、雲南農業大学、中国薬材集団公司、雲南省薬材公司、雲南省品質技術監督局及び雲南省科学技術庁などから38名の専門家が集まり、文山チワン族ミャオ族自治州において会合を開いた。文山のサンシチニンジンの使用法及び栽培法の歴史などを検討した結果、文山州をサンシチニンジンの原産地と認定した。

  サンシチニンジンの起源は2,500万年以上に遡る。冬暖かく夏涼しい気候に適し、酷暑や極寒では育たず、日陰で湿気の多いところに生息する。文山州の各民族がサンシチニンジンの使用を開始したのは1,000年以上前のこと。恵まれた気候にあって、文山でのサンシチニンジン栽培の歴史も400年を超える。現在、文山では例年300ヘクタール以上の栽培面積を保持しており、年間生産量は130万〜150万kgに及ぶ。全国総生産量の98%を占め、「サンシチニンジンの郷」と呼ばれている。

  サンシチニンジンはウコギ科ニンジン属の植物で、漢方では貴重な生薬。『本草綱目』にも、止血剤として紹介されている。現代の薬物学者によると、その薬効成分は朝鮮人参より豊富だと言う。

 

 

 

7月8日  異龍湖のハス  観光客を魅了

  異龍湖のハスが満開になる時期に合わせ、石屏ではハス観賞旅行をアピール。昆明、個旧、玉渓などの各地から次々と観光客が訪れている。「状元の郷(状元:科挙試験主席合格者の呼び名)」と名高いこの地で、ハスを愛でる者あり、品性を精錬しようとする者あり、心身を浄化しようとする者ありとそれぞれに大自然の美しさを満喫している様子。昨年企画を開始したばかりのハス観賞旅行だが、すでに20万人以上の人が名湖と花による自然美を楽しんだ。

  高原の名湖異龍湖一帯は優れた人材を産む地として有名で、歴史的にも77名の進士を輩出、雲南省ただ一人の「状元」もここ石屏の出身。異龍湖は魚が新鮮で、水面に浮かぶ海藻やハスが特に美しい。また、湖上の舟で海女達が「海藻節」を唄う声を聞けば、何ともゆったりとした気分に。「水・魚・花・唄」は、異龍湖の4つの宝と称される。石屏では、元来のハス以外に巣湖に生育しているハス等も栽培し、湖上に「ハスの花美観スポット」を形成。7月から9月にかけて様々な色のハスの花が順に開花し、多くの人々を魅了している。大学受験を控えた女子学生と一緒に来ていたある父母は、ハスの花の美しさもさることながら、「状元の郷」に娘の学業成就をあやかりたいと話す。