台湾経済日報
中華民国91年(西暦2002年)6月3日 月曜日
1)財政部が下期に2,000億元の公債を追加で発行すると発表
2)税関が米・優比速社など優良企業16社に対し通関手続きの自主化を許可
―――ハイテク関連材料など貨物の流通を促進;台湾に物流センターの設置を誘致
3)アジア最大規模のIT展示会「台北国際コンピュータ博覧会」開催
―――2002年6月3日〜7日:台北世界貿易センターにて
4)外貨預金準備率が現行の2.5%から0%まで引き下げられる見通し
―――中央銀行は各銀行に外貨預金利率の引き上げを指導、引き続き貨幣政策を緩和
5)アジア各国の警察及び司法体系の汚職腐敗度ワーストランキング、台湾・中国は上位
―――評価が高かったのはシンガポールと香港、日本
6)米ドルの値下がりが続き、年末にはユーロとのレートが1:1になる可能性も
―――投資家はアメリカの復興に懐疑的:毎日約10億ドルが撤退
7)金の価格が上昇、2年半ぶりに最高値を更新
―――中東情勢の緊張、テロの脅威などに加え、日本経済の見通しの暗さも要因
8)WTO事務局次長ウェドラオゴ氏が台湾を訪問、陳水扁総統や外交部・経済部・財政部・農業委員会などを訪問:両岸関係をさらに推進する力となれるかどうかに注目
9)紙上座談会:中華開発金融持株会社・劉泰英董事長
「産業界は景気回復期にあり、競争力アップが可能な時期でもある」
10)「両岸直接就航開放案」が今日にも決着
―――国民・親民両党は強行通過を目指す:民進党・台連立法委は断固反対の構え
11)行政府労働委員会主催の「就業博覧会」各メーカーからの求職数は8,000
―――今年の就職市場は求職数ののびがわずか5%;昨年に続き就職留年が増加する模様
12)地方特別税の制定に際しては「3つの“不(〜しない)”」が大切
―――地域の枠を超えない、外部の県に流出する製品・資源に課税しない、公共事業に課税しない
13)中国・平安保険が再度台湾でヘッドハンティングを計画
―――ターゲットは中級以上の業務マネージャー;応募者多数で、採用率はわずか20%
14)銀行のコスト削減策、ターゲットとなるのは小額預金の顧客
―――預金残高が規定未満の顧客からは管理費を請求、ますますひどくなる待遇
15)財テク一口メモ:預金の中途解約は、違約金が利子を上回る場合があることにご注意
16)内政部営建署が7月1日より国庫マイホームローンの利率引下げを決定
―――3.95%から3.5%に引き下げ;抵当順位が第2位の借主も5.95%から5.5%に
17)老舗の信用金庫もクレジットカード業務を展開
―――華南銀行はクレジット利率16.425%と国内最低のVISA旅行カードを発行
18)中国大陸の民間企業に香港での上場がブーム
―――開放の遅い国内市場より海外での上場志向:地の利を活かして香港が人気
19)海外からの帰国者(通称「海帰」)を募って中国企業が高給待遇で競争
20)両岸の鉄鋼業者が相互訪問を繰り返し、摩擦の回避をはかる
―――明日にも台湾の業界視察団が北京を訪問;台湾はすでに何度も中国視察団を受入れ
21)中国・中資銀行が預金残高100元未満の顧客から手数料の徴収を決定
―――法人1億と個人40万の顧客のうち、残高100元未満の顧客2,018万が対象
22)SonyとSotecがPC業界のNo.1を目指して提携
―――Sotecは今年夏にリリースするPCにはすべてSonyのMemory Stickを採用
23)日本企業トップ交代で大幅に若返り傾向
―――2002年上期に交代した新社長の年齢層は50歳台が最多:昨年までは60歳台
24)国産PCB(プリント基板)およびICの生産設備が徐々に国内市場に浸透
―――輸入品に遜色ない品質で、IC使用のTAB設備にも
25)奉仕電子が電池の良し悪しを判断する電池測量器を開発
―――自動車や携帯、OA機器などに使用している電池の状況がチェック可能に
26)国立中山大学技術移転センターが、今年2月設立以降の成果の発表会を開催
27)台中市が「使い捨て食器使用禁止条例」に署名
―――台中市環境保護局と国立中興大学が6月5日世界環境デーにちなんでキャンペーン
28)会計業界に合併ブーム、従来の「五大」から「四強」に再編
―――業界内では大手はますます合併で規模を拡大し、中小の合併がさらに進むと予測
29)台湾経済貿易網が貿易のペーパーレス化に尽力
―――ネットワークを利用した科学技術によりペーパーレスを目指す
中華民国
91年(西暦2002年)6月7日 金曜日1)台塑企業グループ董事長が従業員4.5万人のベースアップ1.85%に同意
―――端午の節句と中秋節には0.25ヶ月の一時金支給で、労組はデモの取り消しを決定
2)来月1日より中国大陸資本の台湾不動産に対する投資を許可
―――台湾企業による登記手続き補助も許可、両岸での二重課税回避法案も通過
3)中国大陸最大のPC企業グループ「聯想」が台湾での買付け額50〜80%アップを発表
―――副総裁が下半期の方針として発表:300億元の大台に達する可能性も
4)携帯電話を充電なしで100日間使用可能にするナノテクノロジー
―――5年以内には実現する可能性も:充電も数秒でOK
5)仰天!!台湾銀行のATMが文字通り「自動」で31万元の現金を次々と吐き出す
―――基隆で道行く人が21万元を手中に;台銀では直ちに全省30台の同型ATMを停止
6)光宝グループが中国大陸に進出し、情報関連製品の販売ルートの確立を目指す
―――上海に中宝公司を設立:系列企業の製品の他、自社ブランド「Lite On」も売出し
7)供給過剰でアメリカのPC販売競争激化、価格競争がさらに進む見通し
―――4月の販売台数は22.5%減;知名度の低い中小メーカーでは40%の値下げも
8)ホンダが屏東に製造拠点、28億で大慶工場を買収
―――自動車の組立て工場に改装:年間生産量5万台目指し早ければ下期にも生産開始
9)第三回台湾・香港就航権協議が暗礁に乗り上げ
―――就航便数で意見の食い違い;交通部は国内の多数の航空会社の参入を要求
10)両岸の物流業は競合して価格競争による共倒れではなく、共に利益創出を図るべき
―――東呉大学・天津南開大学および本紙主催「両岸現代物流発展シンポジウム」にて
11)高雄市の豪邸購入者層に変化、企業経営者が医師を超える
―――景気回復を反映:建設業者は「気に入らなければ3年後に高値で買い戻し」と強気
12)不動産業界、中部はかなり意欲的な買い傾向も、台北市では冷え切った状態
―――台中で最も売れ筋の地域は南屯・北屯・西屯
13)「産業レベルアップを促進する条例の修正案」通過でハイテク企業の租税を優遇
―――基準を満たす企業についてはサイエンスパーク内外での待遇格差を是正
14)台電第三原発2号機で昨日この夏初めての非常停止:電気供給には影響なしと台電
―――保護電子カードの故障により誤信号が発生、原子炉が急停止したのが原因
15)「宝島」「華信」「匯通」などの銀行で名前を一新して金融持ち株会社設立を推進
16)台北銀行がパートナー公募で、中信など金融持ち株4社と元大京華証券がラブコール
―――まずは条件を比較して「お見合い」、7月末までにはお相手を決定
17)聯信商業銀行の九如・屏東両支店に顧客が殺到して預金引き出し騒ぎ
―――1日の引き出し額が3億元という異常な事態に、銀行側は健全な経営を強調
18)国庫借入金123億、年間利率は3%の大台を割り込み2.699%で過去最低
19)台北市証券交換所が7日から正式に「媒体交換自動振替サービス(ACH)」を開始
―――銀行口座を1つ指定するだけで給与振込みから各種保険、公共料金の振込みと引き落としをすべて代行:従来の方法だと25元の手数料がAHCシステムを申請すると3元に
20)台北銀行が「49/6(49個の数字のうち6個を選択する)ロトくじ」の発行を一時停止
―――ブームの下降により販売数が大幅に減少
21)シリーズ:マイホームプラン「金利固定型ローンを利用して、利率の変動によるリスクを回避」
22)中国大陸で海外企業の所得税格差をなくして1本化、税率は24%に落ち着く見通し
―――香港文匯報より:今年中に具体的な方法を提示、来年の全人代で決定
23)台湾最大のPCショップNOVAの武漢店が8月にオープン
―――売り場面積は約2,400坪:聯想・方正・TLCなど中国大陸の3大メーカーも進出
24)中国大陸の国内独占的業界にもリストラの波
―――国際資本市場での競争激化:中国石油など大型企業でも120万人の雇用確保は困難
25)NECが上海華虹NECに設計・販売部門を設置
―――DRAM工場から代理加工工場に転換をはかり、米メーカーとの長期取引を拡大
26)日本の上場企業の4割が自社株の買い戻しを希望
―――1年以内の買戻し予定限度額は計71億株で、過去最高だった昨年の3.4倍
27)上海銀行の新型5年間固定金利ローン:最初の2年は最低4.99%、その後3年は6.29%
28)香港金融管理局が台北銀行の香港
?公室を支店に昇格させることに同意―――今年9月には準備作業を完了する計画:台北銀行の中国進出に大きく寄与
29)中華電信の「009国際通話100万元」キャンペーン、8人目の100万間獲得者が決定
―――対象は携帯電話から009国際通話を利用して通話時間が3分を超えた全てのユーザ
30)中華汽車が大幅売り上げ増で先月の売り上げは50%アップ
―――和泰汽車は売り上げ・利益は及ばなかったものの税引前利益が8億元の大台突破
31)ニッケル・銅などの非鉄金属が世界的に価格高騰を続け、千鋼・大成鋼の業績が好調
―――5日の値上げ幅はニッケル6.51%(7,000ドル/トン)銅2.98%(1,700ドル/トン)
32)世界的にパルプ・古紙価格が高目に推移し、投資者は製紙業に注目
33)和信とDoCoMoがi-Modeブームの火付け役となるか
―――20日から新サービスをリリース;ICP業者と提携して中国・タイ・インドネシア市場進出をはかる