華声龍脈網(上海)6月の記事

 

 

 

6月15日  「バーチャル中国人」構想進む

  バーチャル人体研究プロジェクト「バーチャル中国人」計画(前期)は、関連ソフトの開発準備も整い、今月下旬正式に国家に立案申請する。

  京華時報の報道によると、中国科学院自動化研究所は、同プロジェクト前期のプラットホームソフト構築に成功しており、すでに北京の一部の病院で、診断や手術計画への補助的資料として応用を開始していると言う。専門家たちは更に人体のデジタルデータ化を進め、人体及び各機能のデータベースを作り上げる予定。

  「バーチャル中国人」計画は、中国科学院、清華大学、北京大学が6年前に共同で発表した重要研究プロジェクト。本物の人体における解剖学的資料、生理学的資料を利用し、人体情報をデジタル化して、コンピュータ上でバーチャル人体を造り出すもの。このバーチャル人体を用いて、実物の人体ではできない診断や治療法を試みることが出来る。

  ある専門家は、この人体デジタル化計画は東洋人独特の特徴を基準としてデータ化しており、国家情報インフラの中でも重要な位置を占めるものと指摘している。

  アメリカでは1980年代中頃に、巨額の資金を投入して「バーチャルアメリカ人」研究を開始しており、1994年と1996年に相次いで男性版と女性版を高解像度光ディスク化している。現在、日本や韓国にもこのバーチャル人体計画があるとか。

 

 

 

6月18日  砂漠化  国土の約2割に

  国家林業局は17日、中国全土で砂漠化している面積は173.4万平方m、国土全体の18.2%で、年間3,436平方mの割合で広がっていると発表した。

  国家林業局は「第8回世界砂漠化・干ばつ対処の日」に合わせて全国の砂漠化状況を発表、同時に今後も引き続き砂漠化防止事業に力をいれ、50年後には砂漠地域の生態系保護体制を作り上げると述べた。

  国家林業局長兼中国砂漠化防止グループリーダーの周生賢氏は、「自然的要因と歴史的要因の二つがある上、ここ数年干ばつが続いているため、中国の砂漠化防止事業は『局地的には改善されるが全体では悪化傾向』が現状で、根本的改善には至っていない」と話す。

  中国は砂埃による被害が深刻な国の一つである。国土の砂漠化は土地資源が減るだけでなく、生態系が乱れる、地域住民が困窮するなど経済損失は非常に大きい。

  周氏によると、現在中国が大規模に実施している砂漠化防止事業のうち、防風防砂林事業と京津砂埃対策事業は、全砂漠面積の85%以上に到達しており、北京及び天津を含む西北・華北・北西各地区の砂漠化問題はほぼ解決している。

  現時点で砂漠面積の約10%は基本的処置が完了しており、2010年には砂漠化の拡大に歯止めをかけ、「砂の接近で人が立ち退く」と言う状況を逆転させる予定。更に2030年には砂漠面積の半分まで基本的処置を終えると言う。

 

 

 

6月23日  1,000人あたりの自動車保有台数  北京がトップ

現在開催されている中国自動車マーケット「北京指数」審議会において、北京の自動車総所有台数は全国3位、1,000人あたりの保有台数は全国首位と言う結果が出た。

中国自動車工業経済技術情報研究所の符氏によると、北京は今や巨大自動車市場となっており、全国の自動車市場においても非常に重要な位置を占めていると言う。2000年の各地域の自動車総所有台数は広東省が172.9万台で全国首位、2位は山東省の112.3万台。北京市と河北省が104.1万台で第3位。しかし、1,000人あたりの自動車保有台数で換算すると北京市民は75.3台になり、全国平均の12.4台の約6倍。総所有台数トップの広東省と比較しても3.8倍と北京が群を抜いている。

 

 

 

6月28日  蚌埠に鉄橋増設  単線営業の歴史に幕

  先日、上海鉄道建設グループ安徽省第一工程公司の作業員が、新設された淮河特大橋鉄橋と既存の蚌埠線とを精確に接合、新しい蚌埠淮河特大鉄橋路線が正式に開通した。「腸閉塞」とまで言われた京滬線K831〜蚌埠区間の流れは解消、91年間の単線営業の歴史に幕を閉じる。

  京滬線は全国でも最も運行数の多い路線の一つ。鉄道路線の拡大に伴い各地を結ぶ便が増加した上、列車自体のスピードも上がった。蚌埠駅と通過する列車は155系の高速車で、最高3分に1便の割合で走る。しかし、淮河北端のK831から蚌埠までが単線であるため、21時30分から翌朝6時30分の時間帯は非常に混み合い、まさに「首くくり」の区間となっていた。

  このため、鉄道部は1.86億元を出資、K831〜蚌埠区間3.7kmに線路を増設する工事を2001年2月15日に着工した。同路線開通後は、京滬線の一日当たり通過可能能力は現在の40便から180便へと大きく改善される。

 

 

 

6月30日  湖南省治水作業難航  連日の暴雨で損失25億元

湖南省は29日、連日の暴雨により被災した人の数は610万人、被害金額は25億元に上ると発表した。

  6月13日以来、湖南省では暴雨や鉄砲水が連続発生。郴州、衡陽、株州、張家界、長沙、岳陽といった地域で大きな被害が出ている。

  情報によると、同省の64の県(市、区)で、洪水に囲まれた人の数24.7万人、緊急避難者数29.6万人、家を失った人の数9.7万人、農作物被害面積9.6万ヘクタール、耕地損壊面積1.4万ヘクタール、家屋損壊3.8万戸、うち一般住宅3.1万戸、死亡家畜頭数1.7万頭、堤防決壊7,110ヶ所、破損道路1,543本、破損送電線541kmで、直接被害金額は25.2億元に上る。

  新華社報道によると、28日から29日にかけて湖南省ではまた大雨、洞庭湖の水位がすでに31.71mに達しており、警戒水位32mは目前となっている。しかも、周辺地域は連日の雨で天地の両方から水攻めにあっている状態。周辺土壌の許容含水量は飽和しており、今回の雨で多量の水が洞庭湖に流れ込めば、同湖の警戒水位を超えるのは必至と見られ、湖南省の治水作業は一層の困難が予想される。