雲南日報5月の記事

 

 

 

5月8日  雲南に養蚕業発展の希望が見えた

  4月28日天源ホテルにおいて、日本養蚕協会専務理事宮沢津多登氏(78)が、省内各地から集まった養蚕担当行政職員や養蚕業者を前に熱心な講演を行った。

  世界の養蚕業を熟知する宮沢氏は、省の養蚕業の現状と前途について熱く語る。「雲南省は間違いなく21世紀の養蚕業の中心となるだろう。ここ雲南に養蚕業発展の希望の光を見た思いがする。」

  同氏は50年以上養蚕業に携わっており、世界のシルク業界をリードする著名人。その人物が雲南にこれほどの期待を寄せるその根拠を知りたい。記者は同氏にインタビューを行った。

  雲南省の養蚕業と今後の発展性に対し、同氏は感動を抑えきれないと言う。「シルクは世界のどの国でも需要のある製品。洋の東西や皮膚の色、民族、習慣などに関係なく一様に愛されている。世界中で最も養蚕に適した場所はどこなのか、私はこの30年間世界各地を探し歩いた。 そして、ここ雲南こそ世界で一番養蚕に適した理想郷だ。」

  なぜ雲南が理想郷なのか? 宮沢氏の予言は、膨大な科学データに基づくものだ。雲南省は大部分が海抜1,300〜2,300mの高地にあり、山も水も美しく工業汚染が少ない。このような高地の気候は、蚕の成育に非常に適しており質の良い繭ができる。また、養蚕にはかなりの労働力が必要だが、雲南の農村なら十分労働力の確保も可能。雲南省は世界トップレベルの好条件を備える地なのだ。

  「私は、命ある限り雲南養蚕業の発展に尽くしたい。今の私の立場を利用して、雲南を世界の養蚕拠点にしたい」と、宮沢氏は自信を持って語る。同氏は何度も当地を視察しているが、養蚕農家の勤勉で善良な人々が印象に残っていると言う。

  最新養蚕技術の導入、規模の拡大と合理的生産、積極的な技術指導。結果として養蚕農家が高収益を上げれば、省が中国経済発展の一役を担うことにもなる。雲南が世界の養蚕拠点となる日も夢ではない。

 

 

 

5月9日  国土資源調査結果、雲南省が抜群

  現在大々的に実施されている国土資源調査、雲南省にとって嬉しい結果が次々と発表されている。省が取り組んだ調査項目は全て基本調査を終えており、鉛・亜鉛や金、銅、銀などの鉱床100ヶ所が新たに発見され、鉱産物資源の省として雲南省が注目を浴びている。

  1999年より実施されて来た同調査、省は1,000人以上の精鋭技術部隊と6,700万元を投入、計74項目を調査した。その結果、鉱産物資源に対する評価が抜群に高い。以前から重要調査ポイントとなっていた徳欽羊拉銅鉱や蘭坪・白秧坪多金属鉱がその規模を大きく拡大した他、新たに100ヶ所の鉱床を発見。前途有望地域として中国主管部門や省関係者が熱い視線を送っている。滇西の鉛・亜鉛鉱区で行った5つの探査作業では、いずれも層状に分布する鉱体を確認。鉱層が安定しており品位も高く、規模は大型鉱床以上と見られる。更にそこから地化学異常帯が北へ延びており、新たな非鉄金属発掘基地として期待が持てる。滇南で見つかった金鉱床は、鉱化帯距離2,000m以上、鉱体距離850m以上との確認を得ており、超大型鉱床レベルの埋蔵量が見込まれる。大平掌の多金属鉱区は、銅埋蔵量50万t以上と報告され、同時に他の非鉄金属についても大型から中型規模の鉱区分布が見られると言う。

  これら新鉱床はすでに採掘を開始している所や、外資企業を誘致して更に詳しい探査を実施中の所もある。資源調査の結果は、雲南省の西部大開発政策においても非常に有望な要素となった。

 

 

 

5月9日  20県で松茸生産拠点を設置

  雲南省で最大の外貨獲得農産物、松茸。天然資源松茸の保護と松茸の商品利用という相反する矛盾を解決できるのか?先日省の関連部門が打ち出したのは、貴重な天然資源を末永く利用し長期的農業収益を保つための「松茸を確実に保護しながら、企業・生産地・農家が一体となって松茸を科学的に利用する方法」だ。

  松茸は国家二級保護植物に指定されている一方、雲南省では欠かせない外貨獲得製品。去年1年で日本へ輸出された松茸は計1,128t、価格にして3,000万ドル以上と、政府が天然林保護政策を実施して以後、農民にとってますます重要な収入源だ。しかし、松茸をめぐる矛盾は長い間解決されないまま、乱採取が進んだ天然資源は著しく破壊され、今や社会問題の一つとなっている。この問題を解決するため、雲南省林業庁は「禄勧、石屏、維西といった松茸生産地20ヶ所において、試験的に生産拠点を設置する」と発表した。

  すでに林業科学技術職員は、生産地の松茸資源調査及び生産拠点設置計画をほぼ完成させている。それと同時に栽培、収穫、予防、繁殖促進、管理の各作業を科学的に実施する方法や乱採取を阻止し生産拠点の松茸資源を保護するための規則を農家と共同で作り上げた。生産地では、少人数請負制もしくは各種グループ請負制を取ることで、松茸生産林の管理責任と権益を連携化させ、農家が積極的に松茸資源を保護するよう働きかける方針。また、企業+生産地+農家の一体化モデルを採用、地元企業を市場経済において実力ある松茸輸出企業にするためのサポートも行う。生産拠点の整備、規則を守った松茸採取、買い上げ制による資源の保護をしっかり実施し、雲南省松茸の品質と信用を高めて行くこと。それによって資源の保護、農林業の増収、企業の増収が一挙に実現すると言う。

 

 

 

5月21日  昆明500万元で騒音を解消  (春城晩報)

  列車が昆明市内へ入って来る時のけたたましい警笛は何とかならないのか?だが、鳴らさなければどうやって事故を防ぐ?昨日、本紙記者は昆明鉄道局関係者と会談、同鉄道局は昆明駅−碧鶏関区間に事故防止の安全柵を現在建設中とのこと。

  昆明鉄道部の調査によると、昆明駅−昆明西駅区間では一日平均56回列車が通過する。線路上を歩く人が多いため、通過列車は何度も警笛を鳴らし、周辺住民は頻繁に聞こえるけたたましい警笛に悩まされている。しかし、警笛を鳴らさなければ、いつ事故が発生しても不思議ではない状態。このため、鉄道局は500万元を投入し、今年上半期から安全柵設置工事に着工した。昆明駅−昆明西駅区間及び昆明西駅−碧鶏関区間沿線で、全長13.8kmのコンクリート柵を設置する予定。雲南省、昆明市政府及び昆明鉄道局はこの工事に対し、該当区間鉄道沿線の美観を改善し、緑化及び美化された沿線環境にすること、警笛を鳴らさずとも通過列車の速度が落ちることなく安全に通過できるよう、歩行者の侵入を防止し人命安全を確保することと言った条件を提出している。

  西山区の現場で設置されたばかりの安全柵は、公園の外柵に似て美観的には問題ない上品さ。柵の外から線路の間にゴミや歩行者は見当たらなかった。施工業者は、柵の周囲にバラなどの植物を植え、美観を良くすると同時に侵入者を防ぐと言う。