雲南日報3月の記事

 

3月6日 春節、高級カラーテレビ売切れ (春城晩報)

春節シーズン、巧家県では多くの商品が売行き好調で、売れる商品も次第に高級化の傾向。最もよく売れたのは家電製品で、特に86cmカラーテレビは街中で売切れとなった。

放送映像関連製品が大量に店頭に並ぶ中、86cm大型テレビ5台も売りに出された。川テン電器修理センターでは、同タイプの大型カラーテレビとVCD、DVD関連製品が全て売切れ。消費者の購買意欲が上がった原因は、昨年引き上げられた給与や手当が確実に市民の懐へ入ったため。農村部から買いに来た人々も多く、農村部の生活水準も上がったと言える。家電製品販売の盛況ぶりは、政府の内需拡大政策が功を奏し、辺境貧困地域にまで行き渡っていることの表れである。

 

3月6日 ジ源県、「グリーンな梅」で大成功 (春城晩報)

ジ源県はもともと「梅の里」として有名だが、ここ数年農業界の構造改善が進み、同県の梅生産は猛スピードで発展している。現在、同県の梅園面積は5万畝を超え、昨年の総生産量は8,500tに達した。今後数年間、同県の梅生産量は20%程度の伸びが続く見込み。

ジ源県は、雲南省における梅生産の拠点となっており、梅関連食品だけでも8シリーズある。一貫して科学技術化を図っており、その地域性を生かして総合的な生物資源開発を実施、所謂「グリーン化(環境や健康に配慮した製品作り)」に力を入れて来た。梅、カリン、梨、桃などがジ源県果実産業の「代表選手」で、以前から生産していた苦梅、塩梅などの優れた製品を基本とし、新製品も積極的に採用している。シ碧郷松鶴村では、昨年の青梅生産量は2,000tに達し、売上額は320万元、作業員平均収入も1,000元以上と、好成績を残した。シ碧、三営、双廊の3地区を中心とする3万畝もの優良梅園は、県の梅産業全体をリードしている。

梅生産の急速な発展に伴い、大量生産や加工、販売企業も登場。まさにジ源県の梅産業は生産から販売まで一体化した大型事業への道を歩みつつある。北京、上海、天津、武漢、長沙、広州などの大都市のみならず、香港や台湾、さらには日本や韓国へ出荷されており、各地で好評を得ている。

 

3月9日 臨滄で世界最大のスイセイジュ発見 (春城晩報)

現在実施中の臨滄地区野生植物調査で、大雪山自然保護区の海抜2,300m付近に10本のスイセイジュ(水青樹)を発見。いずれも高さ20m以上、直径約2mの大木で、最も大きいものは直径約3mと、現時点で世界最大級の発見。

スイセイジュは東南アジアに分布する植物で、中国2級保護野生植物に指定されている。1億年前の中生代末期恐竜時代にすでに生育しており、地球上の植物がほとんど絶滅してしまった後も生き続けた貴重な植物の一つ。この時代の植物としては他にも、イチョウ、ソテツなどがあるが、スイセイジュはめったに目にすることができない。また、無道管と言う原始的被子植物の特徴を持っており、被子植物の起源を研究する上で非常に価値ある植物。野生のスイセイジュがこれほど大量に発見された例は世界でも珍しい。

 

3月10日 雲南、高速道路は全国2位 (春城晩報)

雲南省全国道路普及調査事務所によると、第二回全国道路普及調査はまもなく終了。中国交通部と政府統計局が公布したデータと比較すると、雲南省の総距離数163,604kmは全国の各省市中第1位。全国の道路総距離数168万kmのうち3分の1を雲南省が占めることになる。第2位の四川省に6万kmもの大差をつけており、前回報告の111,002kmより約5万km伸びた。

同事務所の王志奇副主任は、「今回の調査は全省の調査員延べ5,000人を動員し、1年半かけて一ヶ所一ヶ所計測したもの。規模、労力ともに過去最大の作業だった」と話す。対象となったのは、国道、省道、県道、郷道及び専用道路で、具体的な結果は次の通り。2000年末時点で雲南省が有する国道は6,061km、省道9,460km、県道45,580km、郷道96,463km、専用道路6,039km。

しかし、道路総距離数が全国最長である一方、高速道路やハイウェーは比較的少なく、高速道路の距離数では全国2位もしくは3位までランクダウン。

 

3月11日 瀘沽湖、世界遺産にダブル申請 (テン池晨報)

「東方一の秘境」と言われる瀘沽湖の「母系文化」が、現在、世界文化遺産と世界自然遺産の両方へ登録を申請中であることが、麗江地区旅行局の発表で明らかになった。

内陸に位置する天然淡水湖として、瀘沽湖の生態環境は完全に自然な状態を保っており、その美しい水面や山々の景色、さらに摩梭人特有の母系文化は内外に名を馳せている。自然と人間の文化とが融合した独特な風情は、雲南省でも最も特色ある地域として、今後期待される観光地の一つでもある。驚くべきことは、瀘沽湖畔に居住する摩梭人が今でも守っている結婚の風習。男性は妻を娶らず、女性は夫に嫁がず、各自一生自分の母親と一緒に暮らすと言う所謂「通い婚」なのである。このユニークな風習は、各専門家の注目を集めており、「人類の結婚制度発展の歴史を知る生きた化石」「母系文化の最後の聖域」とまで言われている。

麗江地区の関連部門は、世界遺産の申請内容に基づき水質保護活動を積極的に実施。指定保護区を現在の瀘沽湖地区から永寧ダムまで拡大し、計120平方mの摩梭文化地区へと整備を進めている。

 

3月20日 雲南省結核死亡者、毎年7,000人 (春城晩報)

3月24日は世界結核デー、今年のテーマは「結核防止、貧困消失」。関連部門の報告によると、中国では現在500万人が結核を患っており、これは世界第2位の数字。結核で死亡する人も毎年13万人を数える。雲南省内でも結核患者数は現在60万人、毎年7,000人が亡くなっている。疾病管理部では、「結核は我が国農村部において、貧困をより貧困化させる病気の一つ」と指摘。

ここ数年、結核は再びまん延傾向にあり、結核菌感染者は全国で4億人以上。肺結核患者、結核死亡者、耐薬性結核患者ともに増加している。特に耐薬性結核患者率は46%に達し、WHOでも特別警戒国の一つに挙げられている。また、全国結核患者の80%が農村の貧しい地域に居住しており、特に西部の12地域では伝染性結核発病率が全国平均を大きく上回っている。

疾病管理部は、「現代の結核治療DOTS(直接管理下短期治療)を全面的に実施して、医者の言う通りに服薬すれば、新たに発病する患者の95%以上が治癒するはず」と説明。情報によると、2010年までに肺結核治療費制度が実施され、治療費支払い能力のない患者も無料治療を受けられるようになるという。