雲南日報1月の記事
1月9日 世界園芸博覧園、花博終了後最高の収益
新年早々、昆明世界園芸博覧園有限公司から嬉しい便り。昆明世界園芸博覧園の去年の入場数が延べ180万人に達し、増益率も前年比26.8%と、花博終了後最高の業績を残した。
園内のイベントを盛りだくさんにすること、これは観光客を呼び込む大事な作戦。昨年、同社職員は「山水天地の情景」をテーマとしたショーを企画、国際観光デーや国際観光交易会での開幕式では大規模な演出を手掛け、観客の好評を得た。また、園内の各ステージで、民族情緒たっぷりの歌や踊り、洞経音楽(雲南地方の民族音楽)を披露、中央テレビと共同で「世界博覧会の夕べ 世界ギネス受賞式」を開催するなど、積極的な活動が経済効果を生み、イメージアップに貢献。
市場の動向をつかむこと、これは財源開拓の一要素。同社は、全国各省や各都市の主要駅、空港、フェリー乗り場などに巨大看板を設置。中央、雲南、昆明のテレビ局3社とコマーシャルを制作。大手旅行社とも積極的に提携して、団体入園制を開始。リピーター率アップのため、年間チケットや団体チケット、特別優待チケット、家族ウィークエンドチケット、学生夏休みチケット等を販売、あらゆる客層のニーズに応えた。
経営ロスを出来る限りなくすこと、これは収益アップの鍵。同社は職務目標、費用コスト目標、売上目標を各部門やグループ、個人に詳しく説明し、節約を奨励すると同時に予算オーバーには処罰を実施。業務用車両費は必ず管理部門の交通費予算から捻出、倉庫を全面的に廃止し在庫品を減らす、厳格に経費チェックを行う等の措置が大きくコストを下げた。
世界園芸博覧園が、永遠に「人と自然、調和と融合」を描き出す優美な世界であり続けるため、昨年同園では、野菜果実園の景観アップと新品種の栽培に力を入れた。観賞効果の向上のみならず、入場客が自分で栽培できる鉢植えや苗などを提供、人気を集めた。
1月10日 アワ山、またトラの吠え声 (新華社昆明局)
雲南省滄源ワ族自治県に生い茂る原生林から度々聞こえる恐ろしいトラの吠え声。世界的に絶滅の危機にあるベンガルトラが、アワ山南滾河自然保護区で頻繁に出没しているらしい。
雲南省林業調査計画院の報告によると、南滾河自然保護区内に、5〜7頭のトラが生息しており、各地に残された足跡を経西南林学院が検証、ベンガルトラと確認された。中国には多くの野生動物が生息しているが、東北トラ、華南トラ、ベンガルトラはいずれも絶滅の危機にあると言われている。
記者が先日、滄源県の原生林を取材したところ、ここ数年南滾河自然保護区近隣の村では、水牛や黄牛など大型家畜が負傷死亡している。保護区では、これら犠牲になった家畜を全て現場検証し、一部はトラに噛み殺されたもので、必ずしもヤマイヌによる被害ではないと確認した。
保護区の話では、トラが他の動物を闘う時は獲物の首に噛みつくが、ヤマイヌはおしりに噛みついて、それから内臓を食べる。また、トラは獲物の血を吸い、残った肉は食べないので、一日で何匹も獲物を狙うことがあるが、ヤマイヌは倒した獲物の肉を何日もかけて食べ尽くすとのこと。
南滾河自然保護区管理局の調査によると、2001年にトラの被害を受けた近隣農家の家畜は、水牛6頭、黄牛24頭で、前年の倍近くに増加。被害にあった農家は、保護区から補償を受けている。
滄源ワ族自治県の魏県知事は、「近年、アワ山にベンガルトラが頻繁に出没するようになったのは、自然保護区とアワ山の生態保護を強化したことと関係がある。政府はアワ族の焼き畑農業を廃止し、山林を回復させた他、毎年2〜3万畝植林している。現在、滄源県の面積2400平方kmのうち、原生林及び自然林占有率は30%に達し、山のほとんどが雑木林に覆われている」と語る。
1月17日 肉豚生産、禁止薬物いまだ存在 (新華社北京局)
農業部が今日発表した、昨年第4四半期第2回肉豚生産禁止薬物問題追跡検査の結果によると、豚の生産過程における禁止薬物の使用が現在も認められ、広東、河南、湖南等5つの省市の養豚業18社から、塩酸クレンブテロールが検出された。
肉豚生産過程での塩酸クレンブテロールの使用という違反行為を厳しく取り締まり、食肉の安全を約束するため、去年第4四半期以降、農業部グループは河北他11の省市を対象に、養豚場の飼料及び豚の尿中の塩酸クレンブテロール追跡検査を2度実施。去年11月の第1回検査後、違反企業は処罰を受けている。
第2回の抜打ち検査で、検査した飼料総数は450品、うち飼料桶からのサンプリング飼料は231品、結果3品から塩酸クレンブテロールが検出され、検出率は1.3%。豚の尿からは、241頭中16頭に反応が出ており、検出率は6.6%。広東、河南、湖南、江西、北京の5省市で、2回の検査いずれも塩酸クレンブテロールが検出された。
塩酸クレンブテロールが検出された養豚業者数は第1回、第2回共に計18社。江西省吉安市の新幹大洋洲良種養豚場では、2回とも検出され、広東省新会市会城区の譚迎賀養豚場は、飼料と豚の尿の両方から検出された。残り企業はいずれも豚の尿からの検出という結果だった。
1月21日 雲南列車、内燃機関時代にさよなら (テン池晨報)
昆明鉄道局によると、雲南省から省外へ向かう標準軌鉄道が近日オール電気化する。50数年の歴史を経て、雲南はとうとう標準軌を縦横に走らせ、蒸気機関から内燃機関へ、そして電気化の時代へと突入した。
1958年全長643kmの貴昆鉄道起工、1966年開通。ここから雲南省の国内へ通じる大動脈の第一歩が始まり、「雲南の列車は国内へ行かず国外へ行く」と言われた時代を終える。1960年成昆鉄道起工、1970年正式に全線開通、内燃機関車牽引・新技術・新設備を駆使した山間地域幹線鉄道を一気に完成すると同時に雲南・貴州・四川の3省を結ぶ交通網も全面的に整備。1972年貴昆鉄道が内燃機関牽引を実現、この時点で雲南の蒸気機関の歴史は幕を閉じ、雲南省は全国で初めて牽引動力を内燃機関化した省となった。
1990年7月17日、貴昆鉄道の電化改造工事が完了。改造後の貴昆鉄道の運輸量は過去の690万tから1900万tに増加、正常運転時の列車時速は、電化改造前の62kmから70kmにアップ、「車より速い列車はない」と言われた時代も終った。ここから、雲南鉄道はディーゼル車から電車へと移り始め、鉄道電気化が次々と進められた。2000年8月、成昆鉄道電気化工事が完了、工事完了後の全線総運輸能力は、年間2000万tから年間4000万tへ増加。この間、南昆・広大・昆玉の3線を建設。南昆鉄道は国家第1級鉄道で、1997年に一気に電気化。南昆鉄道は、大西南及び華南沿岸への陸上交通を結び、「表に東南アジア、裏に大西南」という経済発展の足となった。1998年改修した内昆鉄道も、国家第1級電化鉄道として今年中に開通する予定で、内昆鉄道は西南地区と雲南・貴州・四川の3州を繋ぐ要道となる。
2000年、6.6億元を投じて支線バン西線の電化工事を開始、2001年12月26日バン西電化鉄道が正式に開通。バン西線は雲南・貴州を越え、総範囲12000平方kmと西南鉄道網の重要路線となる。
雲南鉄道の電気化は、彩雲の南に掛かる幸福への翼かも知れない。
1月28日 住民の命の安全こそ第一
1月24日午前の「政府事業報告」会議では、大理白族自治州の代表団が、小炭坑の安全性について熱弁を振るい、大理州人民代表の徐栄凱省長代理は、「ご参列の各県長の皆様、どうか住民の命を第一に考えて頂きたい、小炭坑のわずかな収益など当てにしないで、違法炭坑は二度と採掘できないようにして欲しい」と述べた。
徐省長代理の説明によると、「違法炭坑に対する取り締まり、破壊、封鎖を真剣に実施しなければならない。この問題は、住民の命に関わることであり、各政府リーダーの皆さんも一般市民を自分の親戚だと思って本気で心配して欲しい。住民の安全と穏やかな暮らしを常に念頭に置いて欲しい。違法炭坑の閉鎖には、各方面で適切な措置を実施すること。各県、各市、各郷における安全責任制度を確立し、事故責任に対する厳格な調査と処分を行うこと。その場しのぎや、上辺だけの対応では絶対にダメだ」と訴えた。
さらに、「文山の小炭坑へ実際に行ってみたが、農民は炭坑の中へ下りてから、重い石炭を背負って上る200m以上の距離を1往復したら5角、元気のいい青年でも一日せいぜい30往復する程度でたったの15角しか稼げない。本当に血の汗を流して稼いだ金だ。5角など、都会に暮らす人にとってははした金だろうが、農民たちは生命の危険を冒してまで必死に5角を稼ぐ。何故なら彼らは本当に貧しく、1角でも必要だから。我々は一日も速く経済発展を遂げなければならない、経済の発展こそが農民を貧困から救う道だ。今年、我々は『あらゆる手段を尽くして農民の収入を増やす』ことを政府10項目中の一番に置いている。各政府の方々には、農民の収入問題を常に意識して、必ず効果を上げるよう、農民の生産生活環境を改善して行って欲しい」と心のこもった発言をした。
1月31日 畜産業、新たな環境汚染源に (新華社北京)
最近、中国畜産業汚染のCOD(化学的酸素消費量)が、全国工業汚染CODの総排出量に迫る勢い。畜産産業は新たな汚染源となっている。
概算によると、1頭の豚が1日に排出する汚染物質は、人間7人の生活汚染に匹敵、1頭の牛ならば22人以上の生活汚染に匹敵する。国内の大型・中型家畜の飼育場数はすでに14000ヶ所以上、大規模経営を営む所も多く、経済発展地域及び大都市、中都市周辺に密集している。1995年、畜産業全体の糞便排出量は年間17億t以上で、同期間に排出された工業固体廃棄物量の3倍に。
個々に営業している農家の小規模畜産と違い、畜産企業による集約化・工場化が進んだことが、糞便汚染が大量に増加した原因。これら汚染物の多くは、ほとんど何の処理もされないまま直接排出されており、環境をひどく汚染している。情報によると、北京近郊の畜産企業による有機物汚染物質はは、北京市全体の農・工産業汚染及び生活排水に含まれる有機物汚染物質の2〜3倍。黄浦江流域では、家畜糞便中のCOD量・総リン量・総窒素量は、全流域の36%以上。江蘇省の蘇州、無錫、常熟の3市では、家畜の糞便排出量がすでに1500万人分の生活汚染量に達しており、工業汚染排出量を遥かに越えている。
専門家によると、一般的な工業汚染との違いは、畜産業排出物はリサイクル可能な資源だと言うこと。科学的処理と加工を施せば、例えば有機肥料や発電など、生産や生活に役立つ資源となり得る。一部の先進国では、1950年代にすでに都市排水と糞便を総合的に処理、汚染を改善すると同時に有機肥料を作り、その有機肥料を土に還して土壌改良した。
最近では先進国の多くが、糞便優良利用技術設備を畜産飼育場に設置している。中国でもこの分野の技術は発達しており、外国以上の性能を持つものもある。