銭江晩報(浙江省)1月の記事
1月4日 イオンパーマ58元、やってみたい?
このところ、街には綺麗なストレートの黒髪を靡かせて歩く若い女性が増加。それを見た多くの女性が「イオンパーマしたの?」と聞くのであるが、一年前は400〜500元していたイオンパーマ、今は破格の値段になっているとか。昨日、杭州武林路のある美容室で、看板に「超特価、イオンパーマ58元」と大々的に宣伝しているのを記者も発見。しかし、これほどの安値で品質は信頼できるのだろうか?
ロングヘア派の黄さん、低価格イオンパーマの品質には疑問があると言う。「友達が、安いイオンパーマをかけたけど、髪の毛の色が茶色になって枝毛もできたの。友達は自分の髪質がパーマに合わなかったんだろうと諦めてたけど、結局我慢できなくて長年伸ばしたロングヘアを切ったのよ」友達の例を知り、黄さんはイオンパーマをかけるのを止めた。
ここ数ヶ月、イオンパーマへのクレームは明らかに増大している。杭州消費者センターは去年から34件のイオンパーマへの苦情を受けており、うち半数以上9月以降に発生。杭州市美髪美容業界でも、この1ヶ月でイオンパーマトラブル20件を確認しており、ほとんどが低価格イオンパーマ関連の苦情。
情報によると、全ての客にイオンパーマが合うとは限らないのに、美容院は売上本位で、声を揃えてイオンパーマを勧めると言う。杭州市美髪美容協会秘書長の呉駐元さんによると、「イオンパーマはコストが高い、規格合格器具と薬品とで100元以上はかかる、数十元のイオンパーマではダメなはず。ただ、髪の毛以外、他の部分への影響は心配しなくてよいだろう」とのこと。
1月6日 7000ドルくれたら、世界一周させてあげる?
「7000米ドル或いは58690元をお支払い下さい。2043年6月までなら、2年に一度無料で上海リゾート地別荘を1週間ご利用でき、さらに世界中のリゾート地1500ヶ所を無料でご滞在になれます」あなたなら大枚はたいて参加しますか?
先日、杭州和睦新村の王さんは「旅行は好きか、年収はどれくらいか」と言った街頭アンケートを受けた。数日後、王さんの自宅に、上海の某リゾートクラブから「リゾート説明会」への招待状が届く。招待状には「費用は一切必要なし、もれなく、タイ3泊4日豪華宿泊予約券をプレゼント」と記載。当日、都合が悪い王さんに代わりお姉さんが出席。お姉さんは確かに宿泊券をもらってきたが、同クラブとリゾート契約を結ぶこと、7000米ドルを支払うことを迫られたと言う。お姉さんは仕方なく手持ちの200元を支払い、契約書にサインして家に戻った。これを聞いた王さんは「怪しい」と感じ、新聞社へ通報。
記者は王さんと一緒に、上海太陽島国際クラブの事務所を訪問。王さんが手付金を返して欲しいと言うと、事務員は「契約書に手付金は返金できないと書いてあるでしょ!」と反論。記者が身分を明かして、非合法的経営を説明するよう求めると、責任者が登場。
事務所には営業許可証は見当たらず、外資企業が杭州で事務所を開くことを許可する証明書のみ。工商局によると、この証明書では営利活動はできないとのこと。また、経営方法も集金行為に該当するため、中国人民銀行総本社の許可が必要だが、責任者は「上海の本社に保管してある」の一点張り。
この事務所については、引き続き取材を続ける予定。
1月8日 鼻も「減負(負担軽減)」しよう
黄昏時は夕食の仕度時間、どこの飲食店からも油の臭いが辺り一面に立ち込める。今日もまた、鼻をつくこの臭いに「鼻も喉もたまらない、時間が長くなるとすぐ咳が出る」と杭州市の李さん。李さん同様、油の臭いに囲まれた杭州市民の皆さん、これからは心配ご無用。杭州市環境保護局によると、今年から市内の飲食店はいずれも油煙浄化設備の設置し、調理臭を除去することが義務付けられた。
油煙浄化設備と聞いて、「家庭用の換気扇とどう違うの?」とお思いの方、これが全く違うらしい。例えば100gの油煙が発生したとすると、換気扇を通過した油煙もやはり100gで、汚染された空気が室内から室外へ移動しただけ。一方、油煙浄化装置なら、大部分の汚染物質が除去されると言う。
油煙が環境に対し問題となるのは、オイルミストと異臭。この数ヶ月油煙に対する苦情は、杭州市環境保護局へ寄せられた苦情の20%を占める。実は、杭州のように空気全体の浮遊塵が主な汚染物質として問題となっている都市は、オイルミスト自体がどの程度影響を与えているかは、はっきり分かっていない。だが、鼻をつく異臭は人々を不愉快にさせる。環境保護監督担当者は、「もし、他の大気汚染物質濃度が基準を超えても、一般市民の方はあまり気が付かないだろうが、油煙が基準を超えたら、市民の方々の鼻は耐えられないはず」と言う。
規定によると、杭州市建成区一帯(蕭山区・余杭区も含む)では、環境保護局管理下の飲食店や食品加工企業、非営利性の社員食堂など、いずれも油煙浄化設備を設置しなければならない。環境保護部門側から、中国環境保護産業協会認定の浄化設備31台を提供、飲食店他対象企業に自由に選択させる。また、設置した浄化設備は必ず定期的に清掃し、浄化用フィルターや吸収液は環境保護関連企業に回収を依頼するよう指導。
期限までに設置しない業者は、その場で汚染排除許可証を没収、設置しても使用しない業者は、5万元の罰金となる。
1月9日 ハエ40万匹、12万元が水の泡
儲かる商売を探していた蘭溪村の呉海濱さん、人づてに「リッチになれる情報」を掴んだ。ハエとウジ虫を飼育すれば相当な収入になると言う。そこで、去年の6月河北省保定市の成達生物製品工場から40万匹の「産業用ハエ」を持ち込み、養殖を開始。しかし、ウジ虫が成熟した頃、商売は幻に終った――工場が回収を拒否したのである。乾燥ウジ虫2.15tは未だに山となったまま、呉さんのショックは大きい。
もともとニワトリと食用ガエルの養殖を営んでいた呉さん。ある関係者から無菌ウジ虫の養殖の話を聞き、自分もやってみようと思いつく。2.6万元設備投資し、総面積196平方mの飼育場を建てた後、河北省成達生物製品工場と連絡を取る。「商品は引き取らせてもらう、工場見学に来てくれ」と言われた。
呉さんが工場へ行くと、外にはパンパンに脹れた編袋が山積みになっており、中身は全てウジ虫。倉庫の中を見せて欲しいと言うと、工場長は「中は消毒済みで外部の人は入れない。生産現場も今日はあいにく停電で生産が止まっているし、やはり未消毒の人は入れない」と答えた。
工場が養殖を依頼している農家で2日間指導を受けた後、『無菌ウジ生産契約書』にサイン。40万匹の親ハエを購入、代金8万元のうち2.6万元を支払い、残金は納品時に分割で差し引くことに。同時に、「毎月乾燥ウジ虫1500kgを定期的に納品すること、水分含有量は5%以下、疾病細菌がないこと」などいくつかの条件をつけられた。
呉さんはさらに2万元つぎ込んで空調設備、乾燥機などを購入し、生産を開始。しかし、失敗ばかりで商品はできず、悪戦苦闘。工場に指導を要請してもなしのつぶて。やむを得ず全国各地の養殖家を訪れ、何度も研究を重ねた結果、ようやく商品になるものが完成。提出したサンプルに工場側はOKを出した。
9月20日、乾燥ウジ虫500kgを生産した呉さんが工場へ連絡すると、「今、資金に余裕がないので、少し待ってくれ」10月4日には、「工場長が遠方に出張しているので、またにしてくれ」同じようなやり取りが何度も繰り返され後、最後には「うちの資金状態から見て、年末ぐらいにまた電話してくれ」と言われる。
「ウジの養殖はとても大変だ、餌の与え方から、保温や湿度など環境の整備から、とにかく6ヶ月間ゆっくり眠ったことがない。貯金も全部つぎ込んで、借金までして12.8万元も投資したのに。飼育コストも1日800元、もうお金は全く残っていない」と呉さんは訴える。
12月5日、呉さんは村の重役と一緒に、ウジ虫5kgを持って工場へ向かう。しかし、工場側は「このウジ虫は一文の価値もない」手のひらを返したような態度。「サンプルを送ったとき、はっきりOKだと言ったじゃないか!」長時間の話し合いの末、工場側は1tあたり2.5万元で同意したが、親ハエ代金の残額を4万元天引きすると言う。そうなると呉さんは2.15tのウジを納品せねばならず、運送費などを差し引くとお金は残らない。呉さんはこの案を断った。
涙を浮かべた呉さんは、崩壊しそうな家庭を守るため、法廷へ訴えると言う。
無菌ハエとウジ養殖について専門家は、「ウジを利用した開発研究は世界的に見てもまだ初期段階で、国内でも衛生部が承認したウジ製品はキチンと活性蛋白質の2品だけ。さらに高度な開発と言っても、新型医薬品の研究がなされている程度。天津大港油田と大学研究室数ヶ所が、ウジの外皮を利用して甲殻成分を抽出するレベルにあるが、商品化の段階には達していない」と語る。
華中農業大学昆虫資源研究所の雷所長によると、「ウジを正規に開発利用する企業が、農家に養殖を依頼するはずがない。まず、農家では完全無菌環境で飼育できる保証がない、また、活性蛋白質や医薬品の製造には生きたウジが必要で、農家が健康な状態でウジを納品できる保証もない」とのこと。ちなみに、所長が「こういう場合、ウジを引き取るか」と関係者に問い合わせたところ、全員が首を横に振ったそうだ。
1月18日 製造年月日、2002年2月1日
嘉興市の兄弟食品工場は、「未来食品工場」と改名した方が良いかもしれない。昨日(1月17日)、浙江省及び嘉興市の品質監督員と共に同工場を訪問したところ、倉庫内の食品には何と「製造年月日2002年2月1日」と打ってあるではないか。
嘉興兄弟食品工場の倉庫内は、鶏の酒煮、鶏の塩漬けなど、すでに包装済みで出荷待ちの加工食品で一杯。だが、製造年月日がまちまちで、しかも多くは「未来の日時」。2002年1月18日から2月1日までの日付が全て打ってある。また、製造年月日2002年1月16日の「牛のピリカラ漬け」60箱の前に来ると、工場長が「これは確かに昨日製造したものです」ときっぱりと断言したが、箱と箱の間に挟まれていた「商品入庫票」にその秘密を暴かれた――入庫票の日付は1月10日だったのだ。さらに、商品の中にはメーカー名や住所を偽った物があり、同工場が生産したはずの商品に「上海浦東佳味熟食店製造」と標示。法律執行要員は、同工場から真空パック食品1080袋と製造年月日偽造品1974箱を押収。嘉興市品質技術監督局が現在、押収品を調査中。
これは、浙江省品質技術監督局が展開している「偽物一掃100日間」活動の一環で、今回出動したのは第3次一斉活動を実施中の「特別部隊」。今回の特別活動は、主に省内の酒、タバコ、栄養健康商品など、旧正月前に売上が増大し、かつ人体に危害を加える可能性がある偽物や劣悪商品を検査対象としている。この活動で出動した要員は延べ約1400人。立入検査363件、立件80件、粉砕した製造拠点8ヶ所、押収品128.74元相当という成果を上げている。